車の傷消しの方法 コンパウンドとタッチアップの使い方とプロに頼む目安

洗車をしていて見つけた細い線傷や、駐車場でこすってしまった薄い擦り傷。小さな傷なら自分で消せないかと考える方も多いと思います。カー用品店には、傷消し用のコンパウンドやタッチアップペンがたくさん並んでいます。
この記事では、タッチアップやミガキのかんたん補修も行っている福井市のカーケアマックスやしろ店が、車の傷を自分で消す方法と、失敗しないコツ、プロに頼んだほうがよい傷の目安を解説します。
目次
- 1. 自分で消せるのは「浅い傷」まで
- 2. まずは傷の深さを確認する
- 2-1. 爪で軽くなぞってみる
- 2-2. 傷の色を見る
- 2-3. 相手の塗料が付いているだけのことも
- 3. コンパウンドで傷を消す方法
- 4. タッチアップペンで傷を目立たなくする方法
- 4-1. 車の色番号を確認する
- 4-2. 少しずつ塗り重ねる
- 5. 自分で傷を消すときの注意点
- 6. プロに頼んだほうがよい傷
- 7. 傷消しに使う道具の選び方
- 7-1. コンパウンドは目の細かいものから
- 7-2. タッチアップペンは色番号で選ぶ
- 7-3. あると便利なもの
- 8. 傷の場所別のポイント
- 8-1. ドアやフェンダー(鉄板の部分)
- 8-2. バンパー(樹脂の部分)
- 8-3. ドアノブまわりの細かい引っかき傷
- 9. 自分で消すかプロに頼むか、費用で比べる
- 10. 傷消しをする前の準備
- 11. 傷を付けないための日ごろの工夫
- 12. 自分で直したあとに確認したいこと
- 13. 車の傷消しについてよくある質問
- 13-1. タッチアップだけでもお願いできますか?
- 13-2. 自分で塗って失敗した傷も直せますか?
- 13-3. 傷が消せるか見てもらえますか?
- 14. まとめ
自分で消せるのは「浅い傷」まで
結論からお伝えすると、車の傷消しを自分でできるのは、塗装の表面だけについた浅い傷までです。浅い傷はコンパウンドで磨くと目立たなくなり、小さな塗装の欠けはタッチアップペンで塗って目立たなくできます。下地や鉄板が見えるほど深い傷、範囲が広い傷は、自分で消そうとするとかえって目立つことがあるため、プロに任せるのがおすすめです。
まずは傷の深さを確認する
車の塗装は、鉄板の上に下地、色の層、透明なクリア層が重なってできています。傷がどこまで届いているかで、消せるかどうかが決まります。
爪で軽くなぞってみる
傷を爪で軽くなぞって、引っかからなければクリア層だけの浅い傷であることが多く、コンパウンドで目立たなくできる可能性があります。爪が引っかかる場合は、色の層まで届いている傷です。
傷の色を見る
傷の部分が白や灰色に見える場合は下地まで、銀色や茶色が見える場合は鉄板まで届いている可能性があります。この場合は磨いても消えないので、塗装での補修が必要です。
相手の塗料が付いているだけのことも
壁やほかの車にこすった跡は、相手の塗料が付いているだけで、自分の車の塗装は傷んでいないこともあります。その場合はコンパウンドで落とせることが多いです。

コンパウンドで傷を消す方法
コンパウンドは、とても細かい研磨剤で塗装の表面をわずかに削り、傷を目立たなくするものです。粒の粗さにいくつか種類があります。
- 洗車して砂やほこりを落とし、よく乾かす
- 傷のまわりをマスキングテープで囲む
- 柔らかい布に、目の細かいコンパウンドを少量取る
- 傷に沿って軽い力で、まっすぐ往復させて磨く
- 拭き取って傷の消え具合を確認し、必要なら繰り返す
はじめから粗いコンパウンドを使ったり、強い力でぐるぐる磨いたりすると、塗装を削りすぎたり、新しい磨き傷をつけたりします。目の細かいものから試して、少しずつ様子を見るのがコツです。
タッチアップペンで傷を目立たなくする方法
タッチアップペンは、塗装が欠けた部分に車と同じ色の塗料をのせて目立たなくする道具です。飛び石の小さな欠けや、細い線傷に向いています。
車の色番号を確認する
タッチアップペンは、車の色番号に合ったものを選びます。色番号は、運転席のドアを開けたところや、エンジンルームに貼られたラベルなどに書かれています。
少しずつ塗り重ねる
- 洗車して汚れと油分を落とし、よく乾かす
- ペンをよく振り、傷の中だけに少量ずつ点を置くように塗る
- 乾かしてから、へこみがなくなるまで何度か重ねる
一度に厚く塗ると盛り上がって目立つので、薄く重ねるのがポイントです。はみ出した塗料は、乾く前にそっと拭き取ります。飛び石の欠けについては飛び石の傷の直し方でも解説しています。

自分で傷を消すときの注意点
- メタリックやパール系の色は、タッチアップで質感をそろえるのが難しい
- 磨きすぎると塗装が薄くなり、かえって色ムラになる
- 炎天下や塗装面が熱いときは作業しない
- 樹脂のバンパーは、磨きすぎると表面が白っぽくなることがある
「やってみたけれど、かえって目立つようになった」という場合も、プロなら塗装し直してきれいに直せます。迷ったら無理をせず、先にご相談ください。
プロに頼んだほうがよい傷
- 爪が引っかかる、下地や鉄板が見えている傷
- へこみを伴う傷
- 手のひらより広い範囲の傷
- いたずらで何本も付けられた線傷
こうした傷は、塗装し直すのがいちばんきれいに仕上がります。傷の種類別の直し方と費用は車の傷修理の直し方と費用目安、部位別の価格例は板金塗装の相場で紹介しています。
傷消しに使う道具の選び方
コンパウンドは目の細かいものから
コンパウンドには、粒の粗い「粗目」から、仕上げ用の「極細」まで種類があります。傷消しでは、まず目の細かいものから試し、それでも消えない場合だけ少し粗いものに替えるのが基本です。粗いもので磨いた場合は、最後に細かいもので磨いてつやを戻します。
タッチアップペンは色番号で選ぶ
同じ「白」でも、ソリッドの白とパールの白では色も質感も違います。車の色番号を確認して、その番号のタッチアップペンを選びましょう。パール系やメタリック系は、下塗りと上塗りの2本セットになっているものもあります。
あると便利なもの
- 柔らかいマイクロファイバークロス(磨き用と拭き取り用)
- マスキングテープ(磨く範囲や塗る範囲を区切る)
- 脱脂用のクリーナー(油分を落として塗料の密着をよくする)
傷の場所別のポイント
ドアやフェンダー(鉄板の部分)
鉄板の部分は、塗装が欠けて鉄板が見えているとサビの原因になります。浅い傷はコンパウンド、鉄板が見える欠けはタッチアップで早めにふさぎましょう。
バンパー(樹脂の部分)
樹脂のバンパーはサビませんが、強く磨くと表面が白っぽくなることがあります。軽い力で少しずつ磨くのがコツです。バンパーの傷や割れについてはバンパー修理の費用と直し方で解説しています。
ドアノブまわりの細かい引っかき傷
ドアノブのくぼみには、爪や指輪による細かい引っかき傷がつきやすくなります。浅い傷が多いので、目の細かいコンパウンドで目立たなくできることが多い場所です。
自分で消すかプロに頼むか、費用で比べる
コンパウンドやタッチアップペンは数百円から数千円で手に入るため、浅い傷なら自分で消すのがいちばん安く済みます。一方、深い傷を自分で直そうとして失敗すると、塗料を落として塗り直す手間がかかり、かえって費用が増えることもあります。
当店の価格例では、バンパーの擦り傷を塗装で直すスリキズ修理が27,000円〜(ヴィッツ)です。仕上がりを重視するなら、最初からプロに頼むほうが結果的に満足度が高いことも多いので、迷ったら写真を送ってご相談ください。
傷消しをする前の準備
コンパウンドやタッチアップペンを使う前に、次の準備をしておくと、きれいに仕上がりやすくなります。
- 洗車をして、傷のまわりの砂やほこりを落とす(砂が残っていると、こすったときに新しい傷が付く)
- しっかり乾かす
- 傷のまわりをマスキングテープで囲み、作業する範囲をはっきりさせる
- 日差しの強い日中や、雨の日は避ける。風の弱い日陰で作業する
寒い時期は塗料が乾きにくくなるため、タッチアップは気温の高い日に行うのがおすすめです。
傷を付けないための日ごろの工夫
- 洗車はたっぷりの水で砂を流してから、やわらかいスポンジで洗う
- ほこりが付いたボディを乾いた布でこすらない
- 駐車するときは、となりの車や壁との距離をあけて停める
- 雪下ろしには、車用のやわらかいスノーブラシを使う
- コーティングで塗装の表面を保護する
特に冬の雪下ろしで、硬いスコップやほうきを使うと、ボディに細かな傷が付きやすくなります。塗装を保護する方法は車のコーティングは必要?で解説しています。
自分で直したあとに確認したいこと
傷消しをしたあとは、明るい場所で少し離れて、いろいろな角度から見てみましょう。タッチアップの跡が盛り上がっていないか、まわりと色やつやが違っていないかを確認します。目立つ場合は、それ以上触らずにプロに相談したほうが、きれいに直しやすくなります。
車の傷消しについてよくある質問
タッチアップだけでもお願いできますか?
はい、当店ではタッチアップやミガキのかんたん補修も行っています。
自分で塗って失敗した傷も直せますか?
はい、直せます。塗った塗料を落として、下地から塗装し直します。
傷が消せるか見てもらえますか?
LINEで車検証と傷の写真を送っていただくと、おおよその料金をお知らせします。お見積もりは無料です。
まとめ
車の傷を自分で消せるのは、塗装の表面だけについた浅い傷までです。
- 爪が引っかからない浅い傷はコンパウンドで磨く
- 小さな欠けは色番号に合ったタッチアップペンで薄く塗り重ねる
- 下地や鉄板が見える傷、広い傷はプロに任せる
福井で車の傷が気になったら、福井市の板金塗装・修理専門店 カーケアマックスやしろ店にご相談ください。
