車の塗装剥がれの原因と直し方 放置するリスクと修理の目安を福井の板金店が解説

ボンネットや屋根の色が白っぽくなってきた、表面がまだらにはがれてきた。年数がたった車でよく見られるのが塗装の剥がれです。見た目が気になるだけでなく、放っておくと車の傷みにつながることもあります。
この記事では、福井市で板金塗装・修理を行っているカーケアマックスやしろ店が、塗装が剥がれる原因と、状態に合わせた直し方をわかりやすく解説します。
目次
- 1. 塗装剥がれは「どの層まで剥がれたか」で直し方が変わる
- 1-1. 車の塗装のしくみ
- 2. 車の塗装が剥がれる主な原因
- 2-1. 紫外線による劣化
- 2-2. 鳥のフンや虫、水あか
- 2-3. 傷やへこみ、飛び石
- 2-4. 以前の修理の塗装
- 3. 塗装剥がれを放置するとどうなる?
- 3-1. 剥がれる範囲が広がる
- 3-2. 鉄板が見えるとサビが出る
- 3-3. 見た目と車の価値
- 4. 塗装剥がれの直し方
- 4-1. 小さな欠け:タッチアップ
- 4-2. パネル単位の剥がれ:部分塗装
- 4-3. 車全体の剥がれ:全塗装
- 5. 自分で補修するときの注意点
- 6. 塗装剥がれを防ぐために
- 7. 塗装が剥がれやすい場所
- 7-1. ボンネット・ルーフ・トランク
- 7-2. バンパーやドアの下側
- 7-3. 過去に修理した部分
- 8. プロに頼んだときの塗装剥がれの修理の流れ
- 9. 新車保証の対象になる場合も
- 10. 塗装の剥がれを見つけたときの応急処置
- 11. 洗車のときに気を付けたいこと
- 12. 塗装の剥がれと色あせの違い
- 13. 車の塗装剥がれについてよくある質問
- 13-1. クリアだけ剥がれている場合も塗り直しが必要ですか?
- 13-2. 剥がれた部分だけ塗ることはできますか?
- 13-3. 見積もりだけでも大丈夫ですか?
- 14. まとめ
塗装剥がれは「どの層まで剥がれたか」で直し方が変わる
結論からお伝えすると、車の塗装剥がれは、表面のクリア層だけが剥がれているのか、その下の色の層や下地まで剥がれているのかで直し方が変わります。クリア層の剥がれでも範囲が広ければ塗り直しが必要になり、色の層や鉄板が見えている場合は、サビを防ぐためにも早めの修理がおすすめです。
車の塗装のしくみ
車の塗装は、鉄板の上に下地、色の層、表面を守る透明なクリア層が重なってできています。クリア層は紫外線や汚れから色の層を守る役目があり、ここが傷むと色あせや剥がれが進みやすくなります。
車の塗装が剥がれる主な原因
紫外線による劣化
いちばん多い原因が日差しです。長い間紫外線を受けると、クリア層が少しずつ劣化して白っぽくなり、やがてめくれるように剥がれていきます。ボンネットやルーフ、トランクなど上を向いた面に出やすいのが特徴です。
鳥のフンや虫、水あか
鳥のフンや虫の死がいは塗装を傷める成分を含んでいて、付いたまま放っておくと塗装がしみのように傷みます。洗車後の水滴が乾いた跡も、繰り返すと塗装を傷める原因になります。
傷やへこみ、飛び石
ぶつけた傷やへこみ、走行中の飛び石で塗装が欠けると、そこから剥がれが広がることがあります。傷の直し方は車の傷修理の直し方と費用目安で紹介しています。
以前の修理の塗装
過去に修理した部分の下地処理が十分でないと、年数がたってからその部分だけ剥がれてくることがあります。

塗装剥がれを放置するとどうなる?
剥がれる範囲が広がる
一度剥がれ始めた塗装は、まわりから少しずつ広がっていきます。早い段階なら部分的な修理で済むものが、放っておくとパネル全体、さらには車全体の塗り直しが必要になることもあります。
鉄板が見えるとサビが出る
色の層や下地まで剥がれて鉄板が見えると、そこからサビが出ることがあります。サビは塗装の下で広がるため、直す範囲が広がる原因になります。雪の多い福井では車が濡れている時間も長いので、鉄板が見えている剥がれは早めに直しましょう。
見た目と車の価値
塗装の剥がれは遠くからでも目立ちやすく、車の印象を大きく左右します。手放すときの評価にも影響することがあります。
塗装剥がれの直し方
小さな欠け:タッチアップ
点のような小さな塗装の欠けは、タッチアップペンで塗って目立たなくする方法があります。当店でもタッチアップやミガキのかんたん補修を行っています。
パネル単位の剥がれ:部分塗装
ボンネットだけ、ルーフだけといったように剥がれがパネルに広がっている場合は、そのパネルを塗り直します。古い塗膜を落として下地を整えてから、車に合わせて調色した塗料で塗装するため、仕上がりは剥がれの補修跡が残らない状態になります。部位ごとの価格例は料金ページでご確認いただけます。
車全体の剥がれ:全塗装
剥がれや色あせが車全体に広がっている場合は、全塗装のほうが仕上がりがそろいます。費用の考え方は全塗装の費用と注意点で解説しています。

自分で補修するときの注意点
カー用品店のスプレーやタッチアップペンで自分で補修することもできますが、次の点に注意が必要です。
- 剥がれかけた塗膜の上から塗ると、すぐにまた剥がれる
- スプレーは周りとの境目がぼやけず、色の差が目立ちやすい
- メタリックやパールの色は質感をそろえるのが難しい
小さな欠けの応急処置ならともかく、範囲が広い剥がれは、下地からやり直すプロの塗装がおすすめです。
塗装剥がれを防ぐために
- 屋根付きの駐車場やカバーで日差しを避ける
- 鳥のフンや虫は見つけたら早めに洗い流す
- 洗車後は水滴を拭き取る
- 塗装の上にコーティングをして表面を守る
当店では、板金塗装の仕上げに塗装面を磨いてコーティングを施しています。
塗装が剥がれやすい場所
ボンネット・ルーフ・トランク
日差しを真上から受ける面は、紫外線による劣化がいちばん早く進みます。特に赤や紺などの濃い色は、色あせが目立ちやすい傾向があります。
バンパーやドアの下側
走行中の飛び石や泥はね、縁石との接触などで塗装が欠けやすい場所です。樹脂のバンパーは、塗装の密着が弱くなると、ぶつけたときに大きく剥がれることもあります。
過去に修理した部分
以前に塗装した部分だけが先に剥がれてくる場合は、下地処理が原因のこともあります。範囲を広げて塗り直すことで、まわりと同じように長持ちさせることができます。
プロに頼んだときの塗装剥がれの修理の流れ
- 剥がれの範囲と深さを確認し、塗り直す範囲を決める
- 剥がれかけた古い塗膜を研いで落とし、表面を平らにする
- 必要に応じてサビを落とし、下地を整える
- サフェーサー(下地)を塗り、研いで仕上げる
- 車に合わせて調色し、塗装専用ブースで塗装する
- 乾燥後に磨いて、コーティングで仕上げる
剥がれの修理で大切なのは、古い塗膜をしっかり落としてから塗ることです。表面だけを塗り重ねると、下に残った古い塗膜ごとまた剥がれてしまいます。当店の修理工程は板金塗装の流れでも紹介しています。
新車保証の対象になる場合も
比較的新しい車で、ぶつけたわけでもないのに塗装が剥がれてきた場合は、メーカーの保証の対象になることがあります。保証の内容や期間は車によって違うため、まずは購入したお店やメーカーに確認してみましょう。保証の対象外の場合や、年数がたった車の剥がれは、板金塗装でご相談ください。
塗装の剥がれを見つけたときの応急処置
すぐに修理に出せないときは、剥がれが広がらないように、次のような応急処置をしておきましょう。
- 剥がれた部分のまわりの汚れを、水でやさしく洗い流す
- しっかり乾かす
- 鉄板が見えている場合は、タッチアップペンで薄く塗ってふさぐ
- 剥がれかけている塗装を、無理にめくったり削ったりしない
応急処置はあくまで一時的なものです。剥がれの範囲が広い場合や、クリア層がめくれている場合は、早めに修理の相談をしましょう。
洗車のときに気を付けたいこと
塗装が剥がれかけている車は、洗車のしかたによって剥がれが広がることがあります。
- 高圧洗浄機の水を、剥がれた部分に近くから当てない
- 剥がれた部分を、ブラシやスポンジで強くこすらない
- 研磨剤の入ったワックスやコンパウンドを使わない
- 洗車後は水滴を拭き取り、剥がれた部分に水を残さない
また、塗装の剥がれを防ぐには、日ごろからコーティングなどで塗装を保護しておくのも効果的です。詳しくは車のコーティングは必要?で解説しています。
塗装の剥がれと色あせの違い
塗装の剥がれと色あせは、どちらも塗装の傷みですが、直し方が違います。色あせは、日差しなどで色が薄くなった状態で、表面の傷みが浅ければ磨きで改善することがあります。剥がれは、塗装の層がはがれ落ちた状態で、塗り直しが必要です。
表面が白っぽくなっているだけなのか、塗装がめくれているのかを見て、どちらか判断がつかない場合は、一度見てもらいましょう。
車の塗装剥がれについてよくある質問
クリアだけ剥がれている場合も塗り直しが必要ですか?
範囲が小さければ様子を見ることもできますが、広がっている場合はパネルごとに塗り直すのが一般的です。状態を見てご提案します。
剥がれた部分だけ塗ることはできますか?
色の差が出ないよう、基本はパネル単位で塗装します。小さな欠けならタッチアップで目立たなくする方法もあります。
見積もりだけでも大丈夫ですか?
はい、お見積もりは無料です。LINEで車検証と剥がれている部分の写真を送っていただくと、おおよその料金をお知らせします。
まとめ
車の塗装剥がれは、紫外線や汚れ、傷などが原因で起こり、どの層まで剥がれているかで直し方が変わります。
- 小さな欠けはタッチアップ、パネル単位なら部分塗装、全体なら全塗装
- 放置すると範囲が広がり、鉄板が見えるとサビが出る
- 剥がれかけた塗膜の上から塗っても長持ちしない
福井で塗装の剥がれが気になったら、福井市の板金塗装・修理専門店 カーケアマックスやしろ店にご相談ください。
